民法の構成とは


民法は全1044条と附則からなっていて、全体は5編から構成されています。
第一編 総則、第二編 物権、第三編 債務、第四編 親族、第五編 相続となっていて、第一〜三編は財産法であり、 第四編と第五編は身分法です。そして相互に密接な関係を持っています。
第一編では、私権の享有主体である自然人、権利義務の主体となりうる法人、そして法律行為の基本的な原則について述べています。
第二編の物権では、占有権、所有権、地上権、永小作権、地役権などの規定がなされています。また、担保物件では、留置権、先取特権、質権、抵当権に関して規定がなされています。
第三編の債務では、債務総論と債権各論に分けられています。債務総論では、債権の一般式な性質について規定がされていて、日常的によく問題となっている連帯保証人の責任などの規定がなされています。債権各論では、契約に関する一般的な規定がなされています。典型的な契約の形式である贈与契約や売買契約、消費賃借契約、賃貸借契約、請負契約、委任契約などの規定なども、ここに規定がなされています。さらに、不当利得や不法行為に関する規定もなされています。
第四編の親族では、夫婦あるいは親子に関することなどの規定がなされています。婚姻の章では、婚姻の成立やその効力、夫婦財産権、離婚などに関する規定がなされています。
そして、最後の第五編相続では、相続の効力、認証・放棄、さらに最近よく問題となっている遺留分についての細かい規定などがなされています。